Jul 12, 2011

Pringles Crunch Band Rockutorial

純粋に楽しいと思ったので投稿。



友達とiPhoneバンドを組んで学園祭なり何なりでユルくやりたい気持ちに駆り立てられてしまった。

ARだとか位置情報サービスだとか、iPhoneのアプリケーションの中に組み込んでいるものは多々あるけれど、それだけでは「ね?面白いでしょ?」とは到底ならない。
実際に面白いかどうかの線引きがされるのは、アプリがリリースされたとき、そのアプリを現実世界でどんな使い方ができるのかということにおける広がりがあるかどうか、ではないかと僕は思っている。

今回の『Pringles Crunch Band Rockutorial』も、ただ演奏することができる、ということではなく、このアプリを使ってバンドを組んでライブをする、とか、このアプリを使ってオーケストラと一緒に演奏する、とか、いろんな企画を考えることができる広がり、あるいは余地みたいなものが残されてる。

で、何より広げやすい。「音楽」「ギター」「ドラム」「演奏できる」などといった誰でも理解できるような、なおかつ親和性のある特徴の組み合わせでできているため、自ずとその先の道をユーザーが選択しやすいのだ。

こういうのを良い意味で“シンプル”と言うのだろう。

Jun 29, 2011

NTT docomo "Xylophone"

カンヌ広告祭2011。

今年もネットメディアを盛り上げてくれた。か、どうかはわからないが、少なくとも僕のRSSをチアリーダーの如く盛り上げてくれた。

そんな中で感じたこと。

以前、僕の友達が自身のブログ上で、「BGMというものは大切だ」ということを書いていたのだが、その先を感じさせてくれたのがこれではないかと。




















NTT docomoの"Xylophone"だ。Film部門でシルバーを受賞した作品。

動画を見てもらえればわかると思うのだが、ノーナレーションかつノーBGMな作品である。しかしながら、動画の中で音楽が生成されていっている。

音楽や画像などといった用意したものを組み合わせるのではなく、その場で作り出す仕組み。それを是とさせるのは、ナレーションとBGMが省かれているだけでなく、ロケーションも森林という静寂の中、ということ。これによって、視聴者の注目は動画の動きとそこから生まれるメロディーに集中する。

動画再生中も動画そのものが未完成で作られ続けていて、その作成者は動画の視聴者なのではないだろうか。いわば“動的なCM”だと思う。

作ったものをそのまま見せるだけでは不足している。接触時に新たな“動き”がなければならない。

BGMに関してだけではなく、もう1つ上のレベルの気づきを提供してくれたように感じている。

Jun 22, 2011

MARKETING BOOKS

通説的に言われるのが「マーケティングとは売れる仕組みづくりである」ということ。

しかしながら、マーケターの端くれとも言えないが、
曲がりなりにも大学でマーケティングを専攻している僕からすれば、
そんな簡単に一言で片付けられるのは甚だ遺憾だ。

そこでマーケティングとは何か?という命題に答えてくれるのがこれだ。
『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント』

















マーケティングの父と謳われるフィリップ・コトラー氏が、
マーケティングの1から10までを体系的にまとめあげた、
いわばマーケターのバイブル的書籍の一つだ。

マーケティングという言葉を扱う以上、必読であることは間違いないのだが、
なにせこの本、値段もさることながら、使われている言語表現が異常にややこしいことと、
この分厚さゆえに、早々にギブアップしてしまう可能性が極めて高い。

そんなコトラーの主張の最も胆になっているエッセンス、
「ソーシャル・マーケティング」の部分とその他の超基本知識をおさえた、
マーケティング弱者の目に非常に優しい本がこれだ。
『コトラーが教えてくれたこと〜女子大生バンドが実践したマーケティング』

















これは巷で話題の「もしドラ」のコトラー版と考えてもらっていいだろう。
ストーリー調になっていて、マーケティング用語に距離感を感じる方でも
サクッと読めるお手頃マーケティング本だ。

冒頭で述べた「マーケティングとは売れる仕組みづくりである」と短絡的に考えてしまっている方や、「ソーシャル・マーケティング?何それ、おいしいの?」状態の方にとってのマーケティングの入り口としては最適で、一読するといいのではないだろうか。

最後にこれだけは言わせていただきたい。

『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント』の監修を務めていらっしゃる
恩蔵直人教授。
一度でいいので僕を飲みに連れていってください。お願いします。